Language:
English
In:
Mebio, 2012, Vol.29(7), pp.8-15
Description:
「Point」 ・2009年から肺がんに関しての国際的な学会であるIASLC, ATS, ERSがスポンサーとなり, 病理医, 腫瘍内科医, 胸部外科医, 放射線診断医, 分子生物学者からなる新たな肺腺がん分類の策定が検討され, 新しい腺がん分類としてIASLCの機関誌であるJournal of Thoracic Oncologyに発表された. これは次のWHO分類の改訂の基礎となると考えられている. ・従来のWHO分類から大きく隔たる内容ではないが, (1)上皮内腺がん, 微少浸潤性腺がんの独立, (2)優勢組織型による亜型分類, (3)微小乳頭状腺がんの新設, (4)浸潤性粘液がんの独立, (5)生検組織への言及, が異なる点である. ・肺がん, 特に肺腺がんにおいて病理組織診断に要求される内容が著しく変化した. これに対応する試みの1つとして, 新腺がんの分類が提唱されている. これまでは病理医のみで議論して組織分類を考えてきたが, 今回の分類策定にあたっては, 分子生物学者, 腫瘍内科医, 外科医, 放射線診断医を交えた議論が行われた.
ISSN:
0910-0474
Source:
Medical*Online (Meteo, Inc.)
URL:
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